「手取り27万貯金ゼロ」男性が300万円貯めた方法 「人脈をつくるための投資」と考える人は要注意

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今回のケースでは、家賃も少しさげてもいいと思われますが、引っ越し代などを考慮し、家賃は維持。とにかく固定費を減らすことが簡単かつ効果的です。

貯金の基本は、とにかく固定費のカット。食費や交際費など月々で変動する部分の節約には限界があります。

(出所:マイエフピー)

家計を強くできる人が投資で成功する

私はこれまで数多くの家計を見てきましたが、その中でわかったのは「当たり前のことを当たり前にすれば、お金は増えていく」ということです。

収入があまり多くなくても、資産をしっかりつくっている人は、間違いなく、「月々の収入の中に、支出を収めることができる人」です。

みなさん、収入の範囲内で暮らし、その差額をコツコツ貯めているのです。

だからといって、ただ何に対しても出し惜しみをすればいいというわけではありません。

私はいつも、相談に来られたみなさんに、支出を、

●消費(消):生活に必要なものに使うお金。生産性は、さほど伴わない。食費、住居費、水道光熱費、教育費、被服費、交通費など。

浪費(浪):生活に必要がなく、無意味で生産性のないものに使うお金。嗜好品、程度を超えた買い物やギャンブル、固定化された高い金利など。

投資(投):生活に不可欠ではないものの、将来の自分にとって有効な、生産性の高いものに使うお金。

に分け、お金を使うたびに「その支出が、3つのうちどれにあたるのか」を考えていただいたり、家計簿に記録し「見える化」していただいたりしています。

お金をきちんと貯められる人は、自分の軸(価値観)がしっかりあって、消費、浪費、投資の区別がはっきりしている傾向があります。

しかも浪費をできる限りおさえ、消費を見直してムダを削り、投資にはきちんとお金を使っています。

締めるべきところは締めつつも、使うべきところには使うことで、その人の生活には変化が生まれ、人生は豊かになっていきます。

逆に、あまり成果が出ないのは、投資の基準が甘い人。美容院代や飲み代など、本来なら消費や浪費にあたるものを、「美しくなるための投資」「人脈をつくるための投資」と考えてしまうのです。

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