「手取り27万貯金ゼロ」男性が300万円貯めた方法 「人脈をつくるための投資」と考える人は要注意
しかし、過去に2万3000人以上の家計相談に乗り、さまざまな人のお金に対する考え方を見てきた私からすると、余裕資金がないからと投資を諦めるのはおすすめできません。
「当たり前のことを当たり前にすれば、お金は増えていく」
これがお金の真実です。
お金には「ステージ」がある
もしかしたら、みなさんの中には「現在、貯金がほとんどない」という方もいらっしゃるかもしれません。
まず、知ってほしいのですが、人には、それぞれに合った「お金ステージ」があります。
お金ステージとは、
●第2ステージ:お金を学ぶ。
●第3ステージ:お金を生かす。
ということです。
第1ステージは、家計簿を使ってお金の流れを把握する、ムダな支出をおさえる、少しずつ貯金を始めるなど、実生活に関わるお金をマネジメントしていく段階。
第2ステージは、お金を今後どう活用するか基本的な知識を学ぶ段階で、本格的に投資を実践するのは第3ステージです。
私が勧める「3000円投資生活」を成功させるためにも、こうした段階をきちんとこなすことが大事です。
とくに第1ステージをおろそかにしていては、決してうまくいきません。
お金をきちんと管理し、ムダな支出をおさえ、強い家計をつくることができて初めて、無理なく貯金と投資を行うことができるからです。
ある手取り27万円の方の家計を参考にしつつ、具体的に説明していきましょう。
この方は、もともと月末になるとお金が足りなくなり、過度に節約。なんとか月末を切り抜けると反動でお金を使いすぎ、また月末に苦しくなるということを繰り返していました。借金こそないものの、貯金はゼロです。
そこでまず第1ステージの家計を見直していき、支出を理想の割合にとどめることで、最終的には月3万円以上、ボーナス時は10万円以上を貯められるようになりました。
節約の大きなポイントは、「生命保険」「通信費」「光熱費」です。
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