「手取り27万貯金ゼロ」男性が300万円貯めた方法 「人脈をつくるための投資」と考える人は要注意

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この方が投資を本格的に始めたのは、2020年。

忘れもしないコロナショックが巻き起こり、大暴落を起こしましたが、投資の鉄則「長期・積立・分散」に従い、コツコツと投資を継続。

コロナ禍で大暴落した分が、急激に上がったことで、2022年末時点では一般的な利率を超え、投資額は1.2倍ほどに増えています。

コツコツと着実に300万円の資産を作ることに成功したのです。

「貯蓄から投資へ」を実践し、5年で

●貯蓄:約200万円
●投資資産:約115万円(うち投資額96万円)

を達成しました。

生活防衛資金も達成したため、今後は投資額を増やし、さらに資産を増やしていくことでしょう。

管理する自信がつくと資産は増える

以前、家計相談に来られた43歳の専業主婦・E子さんは、「お金の管理ができず、お金を貯められない」と悩んでいました。

1歳年上の会社員の夫は、E子さんがしっかり貯金をしているものと思い込んでいましたが、実際は貯蓄額は220万円ほど。

『貯金感覚でできる3000円投資生活デラックス』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

しかも夫は突然、「両親の金婚式に150万円プレゼントしたい」と言い出し、貯蓄額は100万円を切ってしまいました。

危機感を覚えたE子さんは、「4年後に控えた自分の両親の金婚式と、6年後の自分たちの銀婚式を見据えて、しっかりお金を貯めたい」と決意。

時間をかけて「消・浪・投」の意味を理解し、家計管理を習慣づけていきました。さらに、最初は「投資など、自分にはできない」と思っていたE子さんでしたが、家計に余裕が生まれるとともに関心を持つようになり、貯金と並行して、少額での積立投資をスタート。

やがて、月に10万円ずつ貯金できるようになり、投資にも慣れ、自分たちの銀婚式までに、なんと800万円ものお金を貯めました。

支出の意味をきちんと考えるようになると、使うときと使わないときのメリハリがつき、お金の管理に自信が持て、貯金も投資もうまくできるようになります。

こうした「強い家計のつくり方」、ぜひみなさんも参考にしてみてください。

横山 光昭 家計再生コンサルタント、マイエフピー代表

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よこやま みつあき / Mitsuaki Yokoyama

お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の問題の抜本的解決、確実な再生を目指し、個別の相談・指導に高い評価を受けている。これまでの相談件数は2万3000件を突破。各種メディアへの執筆・講演も多数。著書は、60万部突破の『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は120冊、累計330万部となる。個人のお金の悩みを解決したいと奔走するファイナンシャルプランナー。

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