日本の若者がハマる「中国コスメ」現地の最新事情 ローカルブランドの香水が中国人Z世代に人気
例えば、上海の旗艦店は、1930年代にスペインの画家夫婦が生活していた住居を1年かけてリノベーションした。上海は、1842年の開港後、外国人居留地が誕生した街でもある。いまでは、高層ビルがそびえる上海ではあるが、当時の面影を残す西洋建築が並ぶ区域もある。
「フレグランスブランドではあるけれど、中国の古き良きものを伝承していく役割でもあり続けたい」と、使命感をもってブランド運営をしていると沈氏は話す。
中国国内で人気を集める中、グローバルブランドの香水とはどう戦っていくのだろうか。
沈氏は「日本をはじめ世界各国に私たちが尊敬するブランドが多数ありますが、それぞれバックグラウンドが違うので、特に意識して差別化を図るのではなく、自分たちにしか出せないカラーを出していきたいですね」と語る。
日本でもお目見えするかもしれない
流行を追うだけでなく、自分に合った、自分が必要とするサービスやライフスタイルを選択するZ世代。彼、彼女たちが主力となり中国のローカルブランドを盛り上げる動きは、今後も要注目といえるだろう。
さらに中国で流行しているコスメは、冒頭で述べたように、SNSを通じて日本でも話題になることが多い。観夏をはじめ、中国のフレグランスブランドが日本でお目見えするのは、そう遅くないタイミングになるかもしれない。
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