「5つの脳力」を活性化して集中力を上げる方法 「短期記憶力」「集中力」「基礎思考力」に効く

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石川医師が「5つの脳力」へのアプローチで考案した「ドクターズドリル」とは(写真:taa/PIXTA)
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新型コロナウイルスの蔓延によって人との接触の機会が減り、運動量も大きく減った結果、明らかに脳が萎縮し、脳の血流が悪くなっている人が増えたと言うのが、これまでに1万人以上の脳を見てきた脳神経外科医の石川久医師。「物忘れが多くて心配」「認知症ではないでしょうか」と来院する人が多いという。そんな石川医師が、専門医師ならではの「5つの脳力」のアプローチで考案した『1日1問解くだけで脳がぐんぐん冴えてくるドクターズドリル』より一部抜粋・再構成し、物忘れや集中力の低下を防ぎ、脳機能を活性化させる方法をお届けする。

脳力ごとに5つの “脳活性スイッチ”をオン

脳の働き、すなわち“脳力”には、「短期記憶力」「集中力」「注意力」「基礎思考力」「意欲」という5つの働きがあります。これらの5つの脳力には、脳の異なる部位が深く関わっており、脳力ごとに各部位を刺激していくことで、脳機能を総合的に高めていくことができます。

しかし、一般的な脳トレ本は、1つの脳の領域を刺激するものが多く、効果は限定的です。

そこで考案したのが、ドクターズドリルです。

脳力ごとに、脳の各部位が持つ特性に合わせて集中的に刺激していくことで、あたかもスイッチがオンになっていくように、脳全体が活性化していきます。

私はこれを〝脳活性スイッチ〞と呼び、5つの脳力ごとに、脳の関連部位を集中的に刺激していくことができるようにしました。

老化防止や認知症予防にも役立つよう、設問や難易度も含め、すべて脳医学的に最大限の効果を発揮するよう考えています。

このドリルを1日1問ずつ解いていくことで、自然と脳活性スイッチがオンになった状態となり、脳力が飛躍的にアップしていくはずです。

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