お好み焼き「道とん堀」"2つのナゾ"の意外な真相 シンボルマークの"たぬき"にも意外な理由が
創業者がお好み焼きを選んだ理由は、実家がお好み焼き店だったためだ。実家に食べに来る客は友達や家族など大人数でやってくる人たちが多く、皆がワイワイと楽しみながらお好み焼きを食べる姿を見て「お好み焼きをみんなで食べる楽しみを全国に広めたい!」という思いでチェーン店の創業に至ったのだという。
創業地の福生市は横田米軍基地があったために、ファミレスやアメリカンダイナーなどといったレストランの形態がいち早く広まった地域。そのような店の特徴と「お好み焼きを自分で焼く」という娯楽性を組み合わせて、家族や友人など大人数で楽しめる、お好み焼きのファミリーレストランというコンセプトで全国に出店することになった。
"たぬき"がシンボルになった経緯
では、あのたぬきのシンボルには、いったいどんな経緯があったのだろうか。
「それは、創業者がキャラクターに縁起物を起用したかったからという理由でした。道とん堀は東京都福生市出身のお店で、福が生まれるという縁起のいい地名だったこともあり、創業者の奥さんが描いたたぬきがシンボルマークに決まりました」
当時は信楽焼のたぬきのような図柄だったが、現在はリニューアルして抽象的なデザインに。子どもや若い世代にも受け入れられるシンプルなロゴマークとなっている。
そして道とん堀のもう1つの名物といえば、入店時や注文時に従業員により発せられる「ぽんぽこぽん!」だ。初めて来店した人には「え?」「なんて言ったの?」とびっくりされるというこの掛け声は、実は常連さんには人気だという。
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