NHK「紅白歌合戦」巡って渦巻く強烈な不満の正体 「#紅白見ない」の背景、求められる「説明責任」

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その「事後報告のように押しつけられている」という感覚は紅白歌合戦に限った話ではなく、「受信料の徴収に関しても同じ」とみなす人が少なくありません。今回は紅白歌合戦の話題だったにもかかわらず、「#NHK解体」「#NHKは不要」というハッシュタグでの書き込みが多かったのは、事業そのものに納得がいかない人が多いからでしょう。

視聴者が気になるNHKのコスパ

実際、ネット上には「現在のような強引な受信料徴収を続けるのなら、出場者の選考は国民投票にすべき」という声も見られました。民放各局の番組だけでなく、YouTubeなどのネット動画も含め、無料で見られる映像コンテンツが多い中、「お金を払わせるのに、出場者まで押しつけるのはありえない」という意識があるのでしょう。だから「出場者を見る目」は民放各局の音楽特番よりも厳しくなり、ここまで不満の声が飛び交ってしまうのです。

そもそも現在の視聴者は、「有料・無料を問わずコンテンツは見る人が選ぶもの」という認識があるだけに、NHKの事業そのものに不満が高まるのは自然な流れ。「政府や企業の影響を受けず自主性を保つために受信料制度が必要」「NHKは公共放送だから」という大義名分が通用しづらい時代に変わったにもかかわらず、同じやり方を続けていること自体が不満につながっているのでしょう。

また、「情報公開されない」という不満は紅白歌合戦に限った話ではありません。看板番組の大河ドラマや朝ドラに対しても、「どういう基準でキャスティングしているのか」「なぜこのような脚本・演出にしたのか」「それぞれにいくらかけているのか」などの疑問を抱えています。

それが大きな不満となって表れたのが前期の朝ドラ「ちむどんどん」でした。ツイッター上に「#ちむどんどん反省会」というハッシュタグで連日不満の声が書き込まれたのは、内容への疑問に説明不足が拍車をかけていたからです。

現在の視聴者が受信料制度を続けるNHKのコストパフォーマンスに注目しはじめているのは間違いないでしょう。事実、現在書き込まれている不満の中には、「こんなにお金をかける必要があるのか」「受信料で高給をもらっているのはおかしい」などの声も少なくありません。

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