「やる気がすぐしぼむ人」が知るべきただ1つのコツ 記憶のプロが教える、人生を変える「記憶法」

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「記憶」の仕組みをうまく活用すれば、自分のモチベーションは比較的容易に操れるのです(写真:Fast&Slow/PIXTA)
「仕事にマンネリや疲れを感じる」「独学で始めた資格の勉強が続かない」――。おそらく誰でも身に覚えがあるはずのこうした悩みだが、実はその根本原因は「モチベーション不足」にあるのだという。
コロナ禍以降、仕事でもプライベートでも「ひとり時間」が増加。自力でモチベーションを保つのはなかなか難しくなった。だが、「記憶」の仕組みをうまく活用すれば、自分のモチベーションは比較的容易に操れるのだ。
日本人初となる「世界記憶力グランドマスター」の称号を得た池田義博氏は、「記憶のための脳の使い方を知っているか否かが人生の充実度を左右するといっても過言ではない」と語る。この記事では、新刊『人生が変わる 大人の独学記憶術』の著者・池田義博氏に、ビジネスパーソンに欠かせない「モチベーションを上げる記憶術」を解説してもらった。

「記憶」の種類は2つある

「記憶」といってみなさんがイメージするのはおそらく、「暗記」に必要な能力のことではないでしょうか。もちろんそれは間違いではありません。しかし、記憶にはそれ以外にもう一つ種類があり、私はそれぞれを「遅い記憶」「速い記憶」と定義しています。

(提供:KADOKAWA、図版:ヤギワタル・梔図案室)

まず「遅い記憶」とは、記憶の代表格である「暗記」で機能するものです。情報を「保管」するための記憶で、長期にわたって頭に残しておく必要があるため、このように呼んでいます。

そして「速い記憶」は、遅い記憶と連携をとり、「考える」あるいは「理解する」ために働く記憶です。学習内容などに対してタイムリーに使う必要があるのでこう呼んでいますが、初めて学習する内容を効率良く覚えたり、すでに頭に入っている記憶と連携したりしてスピード学習を可能にする機能があります。

次ページ「意思決定の能力」には「速い記憶」が大きく関わっている
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