家族との心の距離を縮める「話し方の最善策」 パートナーに高価なものをおねだりされたら…

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パートナーに高価なものを突然おねだりされたとします。急なおねだりには拒絶、反対してしまいがちかもしれません。でもコミュニケーションの理論から言うと、相手の気持ちをまず受け止めるのが、得策です。

不要な衝突を避け、検討に入る方法

嫌われる人の塩対応 「そんなお金ないわよ」
(イラスト:地獄カレー)

「ムリ!」「本当に必要?」「ムダでしょ」「もったいない」……。こんな否定のニュアンスで即答されると、不要な衝突を生みかねません。また人間には「否定されると、さらにそれにこだわりたくなる」という心理があります。反感を抱いた相手が「本来買わなくていいもの」に執着してしまわないよう、気をつけて!

好かれる人の神対応 「〇〇が欲しいのね。使う回数や予算を検討しよう」
(イラスト:地獄カレー)

「〇〇が欲しいのね」と繰り返し、「欲しい」という相手の気持ちを、まず受け止めましょう。キャッチボールと同じで、そのほうが相手を安心させます。「受け止めること」=「承諾したこと」にはならないので、ご安心を。そうやって衝突を避け、良好な関係を保ったまま「必要かどうか」「予算はいくら?」などの検討に入ります。これは、子どもにも使える話法です。

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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