現代病「自分の本音がわからない」のすごい解決策 自分らしい人生を見つけるための26の方法

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カウンセリングの経験上、チャッターが多くなるのは、自分の中の不安や、「嫌だ」「疲れた」という心の声を、自分自身が聞けていないときです。ですから、ゆっくりと息を吐いて落ち着き、自分自身に対して傾聴できると、チャッターは静まっていきます。

悩みがゼロになるわけではありませんが、悩みがあっても、落ち着いて解決策を考えられるのです。0か100かではなく、中間地点を探れる。

仕事においては、「仕事がつらい、今すぐ辞めたい」「食べていくためには辞められない」の両極端で揺れ動いていた方が、まずは有給をとってみよう、いい転職先に出会うまではとりあえず今の会社で働こう、となるなど、落ち着いて考えられるようになります。

衝動的に会社を辞めてしまうのでも、転職をあきらめるのでもなく、いったん保留にしてじっくり考える、という判断ができるようになるのです。

自分が何を望んでいるのかを思い出す

カウンセリングでは、転職を考えだした相談者さんには、休暇をとったり、遊んだりすることをおすすめしています。仕事に関係なくても行ってみたかったイベントに行くなど、自分の「こうしたい」をかなえることで、自然体の自分を回復させるのです。

チャッターに惑わされてあれかこれかと求人情報を眺めても、どれもピンときませんし、これからの生き方が見えないまま転職すると、「『今の職場は忙しいから嫌だ』と思ったのに、また、忙しいところに転職してしまった」など、同じことをくり返してしまいます。

ですから、まずは、有給を消化したり、自由に過ごしてみて、「ああ、自分は穏やかな暮らしがしたいんだな」「今の仕事はもうやりきった。新しいことを学んでいきたい」など、自分の望む生き方をクリアにする時間をとりましょう。

焦りのチャッターが静まり、「こんなふうに生きていきたい」と腑に落ちた状態で転職先を探すほうが、自分に合う会社を選びやすいのです。

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