中間選挙後のアメリカは「トランプ劇場」になる このままだとまたまた12月は「大変な事態」に?

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これから先は競馬コーナーだ。13日はエリザベス女王杯(G1、阪神11R、芝2200メートル)が行われる。女王陛下は9月に逝去されたが、わが国における秋の牝馬G1レースの伝統は守り育てていきたいところである。

秋の天皇賞(10月30日開催のG1)をイクイノックスが制したことで、「今年の3歳牡馬は強い」が定評になりつつある。それでは牝馬はどうか。実力伯仲の秋華賞を制したスタニングローズ(5枠10番)は、やはり強いと認定すべきであろう。よってこれが本命。

京都競馬場の改修工事により、当レースが阪神競馬場で行われた過去2年は連続して大外8枠の馬が勝っている(アカイイトとラッキーライラック)。これは無視できず、大外に回ったジェラルディーナ(8枠18番)を対抗とする。9月に行われたオールカマー(G2)の勝利により、いよいよ母ジェンティルドンナの血が覚醒した可能性あり。

単穴には「ウイン」を冠とする3頭のうち、「マリリン」(7枠13番)や「マイティー」(8枠17番)ではなく、「キートス」(5枠9番)を選択する。2200メートルや2500メートルという非根幹距離で実績を積んできていることがこの馬の強み。鞍上の松岡正海騎手にも期待したい。

以下、3歳馬を中心にナミュール(6枠11番)、イズジョーノキセキ(4枠7番)、ピンハイ(2枠3番)までを押さえよう。人気のデアリングタクト(2枠4番)は、本調子ではないとみて評価を下げておきたい。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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