中間選挙後のアメリカは「トランプ劇場」になる このままだとまたまた12月は「大変な事態」に?

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今後の主な政治外交日程を挙げてみよう。

11月6~18日 COP27(エジプト シャルム・エル・シェイク)
11月11~12日 東アジアサミット(カンボジア プノンペン)
11月15日 トランプ前大統領が重大発表(2024年大統領選への出馬表明か?)
11月15~16日 G20首脳会議(インドネシア バリ島) →米中首脳会談?
11月18~19日 APEC首脳会議(タイ バンコク)
11月中旬~12月中旬? レームダック・セッション
11月24日 感謝祭(翌日はBlack Friday → 年末商戦シーズンへ)
11月26日 台湾統一地方選挙
12月6日 ジョージア州上院選挙の再選挙
12月14~15日 FOMC → 0.5%利上げ?
12月16日 アメリカつなぎ予算が失効(再延長へ?)
<2023年>
1月3日 アメリカの新議会が発足

中間選挙後に「国際会議」が続くのは2014年以来

ジョー・バイデン大統領の場合はどうかといえば、まずはエジプトに飛んでCOP27で演説する。せっかくこの夏に気候変動対策の予算を通したのだから、それは自慢をしたいところである。それから東アジアサミット(プノンペン)とG20首脳会議(バリ島)に出席するという。最後のAPEC首脳会議(バンコク)は、カマラ・ハリス副大統領に代理出席してもらい、ご本人は早めに帰国するとのこと。

真面目な話、トランプ氏は週明け11月15日にも「大きな発表を行う」と宣言している。これは「2024年大統領選挙への出馬表明」と受け止めるのが自然であろう。中間選挙の終了は、すなわち次の大統領選挙の始まりを意味する。バイデン大統領としては、長期間にわたって国内を空けていてはいられないのである。

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