「部下が育たない上司」は接し方の基本を知らない 上司としての役割を「演じる」ことで部下を伸ばす

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働き方が多様化し、ずっと共に働き続けることが少なくなっている今、「イマドキ部下」は、お互いのパフォーマンスをより良い形で引き出せる上司と共に働きたいと考えます。

先ほどお伝えした、現代の若者を取り巻く環境と時代背景の変化があるからこそ、上司は自らの振る舞いを変え、この時代に適した部下とのコミュニケーションを設計する必要があります。

あくまで傾向ではありますが、今は「上司だから」という理由だけで、部下が話を素直に聞くことはありません。

イマドキ部下を指導するうえで、これらのことを知っておくことはとても重要です。

上司が変われば部下が変わり、組織全体も変わる

部下を伸ばすのは、上司の役目です。

変わりつつある時代や部下に合わせて指導方法を変えるのは、大変に感じるかもしれませんが、上司が変われば部下は必ず変わります。そしてゆくゆくは、組織全体も良い方向に変わるでしょう。そのことを忘れずに、イマドキ部下を理解した上司に変わっていきましょう。

長い道のりのように感じるかもしれませんが、上司は部下の成長を「待つ」必要があります。成長には一定の時間が必要です。

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どれほど優秀な人でも、最初から仕事ができるわけではありません。どんな部下も、まったく仕事ができないなどということはなく、〝まだ〞できないだけです。つまり、「これからできるようになる」人だということを忘れないようにしましょう。

成長を「待つ」ことも、イマドキ上司の役割なのです。

ご紹介したイマドキ部下の特徴は、あくまで傾向です。全員が全員、同じ特徴、同じ価値観を持っているわけではありません。ただ、間違いなく、世代による傾向は存在します。

まずは目の前の1人ひとりの部下と向き合い、それぞれの特徴と違いを知ることから始めてみてください。

福山 敦士 連続起業家/ビジネス教育研究家/香川オリーブガイナーズ球団代表取締役社長

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ふくやま あつし / Atsushi Fukuyama

1989年横浜生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を卒業。新卒でサイバーエージェントに入社後、1年目からグループ会社の起ち上げに参画。25歳でグループ会社の取締役に就任。営業本部長を兼任。27歳で独立し、株式会社レーザービーム代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスを起ち上げ、28歳で東証一部上場企業の株式会社ショーケースにM&A。29歳で同社執行役員、30歳で取締役就任。2020年、営業支援会社のDORIRU(旧ギグセールス)をM&A。2023年、プロ野球独立リーグ香川オリーブガイナーズ球団をM&A、代表取締役社長に就任。慶應義塾高校、鎌倉学園高校で講師を務める。高校時代は甲子園ベスト8。著書累計13万部。3児のパパ。

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