東洋経済オンラインとは
ビジネス #メニュー表は君に語りかける

スタバとブルーボトル「メニュー表」に見る戦略差 何気なく接しているが企業の工夫が詰まっている

11分で読める
  • BUBBLE-B 飲食チェーン店トラベラー・音楽家
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

だからこそ、メニュー表を読み解く面白さがある。

なぜこのようなメニュー形態になったのか。なぜこの順番で並べられているのか。なぜ料理のストーリーが書かれたページがあるのか。

それらは全て何らかの使命が与えられており、意味無く配置されたものはひとつもないのだ。

ブルーボトルとスタバ、メニュー表から読み解く「戦略の差」

例えば前述のブルーボトルコーヒーは店内で焙煎し、ハンドドリップをすることが特徴だ。

手間暇を掛けた味わいは、コーヒーに強い興味を持つお客さんがメインターゲットである。だからこそ、メニュー表もあえて硬派に仕上げられている。初対面ではとっつきにくく感じる人もいるかもしれないが、そのとっつきにくさをクリアすると、「ブルーボトルコーヒーに認められた」かのような感覚すら得られる。

画像をクリックすると本連載の過去記事にジャンプします

対してスターバックスは、コーヒーが美味しいことはもちろんながら、スターバックスというお店の雰囲気や居心地を愛し、ゆっくりとくつろげる場所を求めるお客さんだったり、独創的なフラペチーノやスイーツを楽しみたいお客さんがターゲットだ。

店舗数としても全飲食チェーン店で国内第3位という多さながらも未だに特別感を失っていない、ブルーボトルと比べれば歩み寄っているものの、歩み寄りすぎてはいない絶妙なさじ加減が、メニュー表の表現にも表れている。

たかがメニュー表、されどメニュー表。ブルーボトルコーヒーとスタバを取り上げるだけでも、ここまでいろんなことを読み取ることができる。

どこかのお店に行ったときは、メニュー表をじっくり見てほしい。これほど楽しい読み物はないのだから。

(※編集部注:本記事に登場する3形態の名称は、すべて筆者が独自に定義したものです。また撮影したメニュー表は取材時のもので、その後、変更されている可能性があります。最新のメニュー表は店頭でお確かめください)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象