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年収1000万円をお金持ちと思い込ませたのは誰か 会社のために働き続けるよう仕掛けられたワナ

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  • 木暮 太一 言語化コンサルタント、ビジネス書作家、出版社経営者、投資家
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会社員で年収3000万円を達成するのはほぼ不可能と言っていいくらいの低確率で、そんな人はほとんどいません。国税庁の発表によると、会社員で年収2500万円を超えている人は、全体のたった0.28%、1000人中2〜3人しかいません。

年収3000万円はもっと少なくなりますね。もし[お金持ち≒年収3000万円]だったら、会社員でいるうちは、自分の目標が達成されないことになります。となるとお金持ちになりたい人は会社員を辞める、もしくは会社員を目指さなくなりますね。これだと都合が悪いのです。

現実的な目標で満足させる

一方で、会社員で頑張れば、年収1000万円に手が届くルートなら見えています(もちろん会社によります)。そこで10年、20年頑張れば、「お金持ち(年収1000万円)」になるのが非現実的なことではない。だからそこで頑張ろうとする。

日本のどこかに、ぼくらに会社員でいてほしいと思っている人がいて、その人がお金持ちの定義を勝手につくり、そこを目指すかどうかの問いかけをしてきます。

ぼくらはお金持ちになりたい! お金持ちになるために頑張る! と自分で意思決定したつもりでいますが、同時に会社員で居続ける選択をさせられているわけです。

これがぼくが感じているマジシャンズセレクトです。選択肢が提示されれば自分で選ぶことができます。でもその選択肢自体が意図的に、誘導的につくられていたとしたら? 怖いことですね。

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【選択肢には相手の意図が入っている】

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