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年収1000万円をお金持ちと思い込ませたのは誰か 会社のために働き続けるよう仕掛けられたワナ

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  • 木暮 太一 言語化コンサルタント、ビジネス書作家、出版社経営者、投資家
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いわゆる「お金持ちの生活」をするためには、年収1000万円では足りません。ではなぜ、みんな年収1000万円を目指すのでしょうか? ぼくはここにマジシャンズセレクトがあると思っています。要は、ぼくらが自分から「年収1000万円を目指そう」と思い立ったわけではなく、自分で年収1000万円を目標に設定したかのように思わせている人が、誰かほかにいると思うのです。

その人はぼくらに「年収1000万円のお金持ちを目指しますか?」と問いかけてきます。お金持ちになりたいぼくらはその問いに対して「目指す」と答えます。そして、年収1000万円になるために頑張って勉強して、頑張って仕事をします。

ぼくらはこうやって自分で道を選んだように思わされています。これのどこが「選んだように思わされている」のか? 何を選ばされたのか?

お金持ちの経済状態とは?

それは会社員として生きる道です。ぼくらは「その人」から、会社員になる道を選ばされたのです。どうやって? [年収1000万円≒お金持ち]という基準を与えられることによって、です。

何度もくり返して申し訳ないですが、本来年収1000万円は多くの人がイメージしているお金持ちの経済状態ではありません。にもかかわらず、かなりの割合で[年収1000万円≒お金持ち]と思っています。そしていつの間にか、お金持ちを目指すかどうかではなく、年収1000万円を目指すかどうかに議論がすり替えられています。

多くの人がイメージするお金持ちになるためには、ぼくらはたとえば年収3000万円にならないといけません。でも、そうなっては困る人がいるのです。ぼくらが年収3000万円を目指すと困っちゃう。

なぜか? 年収3000万円は、サラリーマンでは目指しても達成できない金額だからです。

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【会社員で年収2500万円超は0.3%弱】

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