東洋経済オンラインでは、地域別の平均年収ランキングを作成した。全国すべての企業を対象に本社の都道府県別の平均年収ランキングをまとめた。
全国トップ500社のランキング、東京都トップ500社、近畿圏561社などを紹介してきたが、最後に九州・沖縄(101)、中国・四国(104)、北海道・東北(72)に本社を置く277社のランキングを公開する。
対象としたのは上場企業約3700社のうち、単体の従業員数が10人に満たない場合や、平均賃金の発表がない企業などを除いた3230社。有価証券報告書の最新の公開データを基に集計した。
持ち株会社体制の会社も多いが、一般に管理部門の従業員のみが所属することが多く、事業会社の従業員を含む会社に比べ平均年収が高くなる傾向がある。ランキング表内で社名末尾に「※」のある会社は主要子会社のデータを採用している。
地域密着型の優良企業が上位にランクイン
九州地方は福岡県福岡市に本社を置く会社が上位に入っている。なお、長崎県は上場企業の本社がない唯一の都道府県だ。中国と四国地方ではそれぞれの県に有力企業が分散する傾向がみられる。
北海道・東北地方では、北海道札幌市と宮城県仙台市に集中している。いずれも地銀や電力会社などの姿が上位に目立つ傾向がある。