東洋経済オンラインでは、地域別の平均年収ランキングを作成した。全国すべての企業を対象に本社の都道府県別の平均年収ランキングをまとめた。
全国トップ500社のランキング、東京都トップ500社、東京を除く関東302社、近畿圏561社に続いて中部地方(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県)に本社を置く全399社のランキングを公開する。
対象としたのは上場企業約3700社のうち、単体の従業員数が10人に満たない場合や、平均賃金の発表がない企業などを除いた3230社。有価証券報告書の最新の公開データを基に集計した。
持ち株会社体制の会社も多いが、一般に管理部門の従業員のみが所属することが多く、事業会社の従業員を含む会社に比べ平均年収が高くなる傾向がある。ランキング表内で社名末尾に「※」のある会社は主要子会社のデータを採用している。
1位は豊田通商の1100万円
中部地方の1位は豊田通商で平均年収1100万円(平均年齢42.4歳)。愛知県に本社を置いている。2位は山梨県に本社を置くファナックの1098万円(平均年齢40.2歳)だった。ファナックは工作機械用NC(数値制御)装置で世界首位のメーカーで、産業用ロボットでも強い優良企業だ。
3位には静岡県に本社を置くヤマハで885万円(平均年齢44.5歳)が入った。4位にトヨタ自動車が858万円(40歳)、5位にフジミインコーポレーテッドの854万円(42歳)が続いた。
中部地方399社の平均年収を単純平均すると557万円、平均年齢は40.4歳だった。