DJ KOOさん「100回の会議より1回のB'z」と説く訳 若い時の気持ちを枯らさないためにどうするか

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実は、DJというのはテクノロジーの進化によって結構な影響を受けます。

わかりやすいところだと、DJ機材はつねに新しくなっていきます。でも、やっぱり好きだからいじっていて楽しいし、そうするうちに使い方を覚えますね。

(写真:エンジニアtype編集部)

とくに見習いの頃は掃除をしながら「これは何だろう」「これはエフェクターのボタンなんだな」と覚えていきました。

習得したスキルが不要になってしまったとき

たとえ仕事がなくても、今でも毎日このスタジオに来てDJをしています。もう、歯磨きと一緒。それだけDJは、僕にとっての日常なんですね。

一方、そうやって長い時間をかけて習得したスキルをテクノロジーが一瞬にして補ってしまうこともあります。

例えば、昔はレコードでテンポを合わせるスキルが曲をつなぐ際のポイントでしたが、今はボタン1つでテンポが合わせられます。従来のスキルは不要になってしまいました。

では、そういう中で自分のスキルをどう発揮していくか。考えていくと、結局は気持ちの部分に行き着く気がします。

(写真:エンジニアtype編集部)

僕は料理はしないけど、料理の世界も音楽の世界と同じで、すごく進化していますよね。便利な調理器具が登場し、スキルを生かす場面がなくなっていることもあるんだと思います。

でも、プロの料理人とは何だろうかと考えると、それはきっと「おいしいものを食べてもらって、喜ぶ顔が見たい」といった気持ちがあり、それをかなえるだけの経験値がある人のことですよね。

もちろんスキルは大切ですけど、それ以上にそういった思いを自分の中でフツフツとさせることが重要な気がします。

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