前田敦子さんが振り返る「20代の"こじらせ期"」 「30代は楽しいよ」という先輩達の言葉が支えに
そこで改めて感じたのが、女性たちのリアルな本音を切り取る根本宗子のせりふの力。
前田さん:「こんなこと言わないでしょ」というせりふが一つもないんですよ。だから演じていてすごく楽しかったです。
まあ、風磨くんは「嫌だな、このシチュエーション」ってボヤいてましたけど(笑)
まあ、風磨くんは「嫌だな、このシチュエーション」ってボヤいてましたけど(笑)
怜人を演じた菊池風磨さんとの怒濤の掛け合いが、観客をくぎ付けにする。
前田さん:風磨くんはずっと明るいんですよ。
人生で落ち込んだことが一回もないって言ってて。そのメンタルがすばらしいなと思いました。
その人間性で、周りをハッピーにしていく人なんだろうなと。
撮影中もすごく楽しそうで、かわいい弟を見ている感覚になりました。
人生で落ち込んだことが一回もないって言ってて。そのメンタルがすばらしいなと思いました。
その人間性で、周りをハッピーにしていく人なんだろうなと。
撮影中もすごく楽しそうで、かわいい弟を見ている感覚になりました。

(写真:woman type)
恋愛は自分の状態を表すバロメーターなのかも
どう見たって幸せになれそうにもない恋愛にハマり、メンタルが削られるのは、20代の“通過儀礼”とも言える。
前田さん:周りに恋愛している子がたくさんいるんですけど、みんな絶対もめてます(笑)
そう話す前田さん。「働く女性にとって恋はエネルギー」なんて甘い言葉が雑誌にはよく並んでいるけれど、前田さんは「そこに関しては、私はもうすっかり現実的です」と笑う。
前田さん:私はもう人の恋愛話を聞いているだけでおなかいっぱい。
そう考えると、恋愛できるのって元気な証拠かも。
恋愛に気持ちが向いているかどうかは、自分のコンディションを表す一つのバロメーターと言えるかもしれないですね。
そう考えると、恋愛できるのって元気な証拠かも。
恋愛に気持ちが向いているかどうかは、自分のコンディションを表す一つのバロメーターと言えるかもしれないですね。
恋愛に限らず、仕事とプライベートのバランスを取るのは難しい。前田さんもまた、20代はスイッチの切り替えに苦労する日々を過ごした。
前田さん:私がいわゆるプライベートというものを手に入れたのは(AKB48を卒業した)21歳の時。
遅咲きだった分、そこからは苦労しました。仕事とプライベートをうまく切り替えられず、ちぐはぐな感じで。
でも、そういう経験を20代でやっておいてよかったなと思います。
「もう全部ダメだ!」と思うこともあったけど、それを越えたら、もう楽しいだけになったので。
遅咲きだった分、そこからは苦労しました。仕事とプライベートをうまく切り替えられず、ちぐはぐな感じで。
でも、そういう経験を20代でやっておいてよかったなと思います。
「もう全部ダメだ!」と思うこともあったけど、それを越えたら、もう楽しいだけになったので。
前田さんのからっとした笑顔がまぶしい。どうすればこんな風に笑える境地にたどり着けるのだろうか。
前田さん:正直、これといったきっかけがあったわけじゃないんです。
ある日突然、「あれ? 大丈夫だ」という時がやってくる。そういう「あれ?」をたくさん積んでいくことで、分かったんだと思います。
結局、時間が解決してくれるんだなってことに。
ある日突然、「あれ? 大丈夫だ」という時がやってくる。そういう「あれ?」をたくさん積んでいくことで、分かったんだと思います。
結局、時間が解決してくれるんだなってことに。
どんなに今がつらくても、やがて時が過ぎれば、全部忘れられる。そう気付いたことで、不毛な悩みを手放せるようになった。乗り越える強さを手に入れた。
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