そこで改めて感じたのが、女性たちのリアルな本音を切り取る根本宗子のせりふの力。
怜人を演じた菊池風磨さんとの怒濤の掛け合いが、観客をくぎ付けにする。
恋愛は自分の状態を表すバロメーターなのかも
そう話す前田さん。「働く女性にとって恋はエネルギー」なんて甘い言葉が雑誌にはよく並んでいるけれど、前田さんは「そこに関しては、私はもうすっかり現実的です」と笑う。
どんなに今がつらくても、やがて時が過ぎれば、全部忘れられる。そう気付いたことで、不毛な悩みを手放せるようになった。乗り越える強さを手に入れた。