コロナ経験者は肌寒い朝「脳梗塞の発作」に要注意 「血管の内壁」にダメージを与えるという事実

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植物油なのでコレステロールの心配はないが、「オメガ6脂肪酸」(リノール酸)を多く含む。オメガ6は体内で作れない必須脂肪酸には違いないのだが、摂りすぎると、体内で炎症を起こしやすい物質(アラキドン酸)に変化する。

また、色とりどりの野菜を摂るべき理由は、抗酸化作用だ。色の違う野菜には、種類の違うポリフェノール類やビタミンCなどが含まれる。これらの物質は、体内で発生する「活性酸素」が細胞を酸化・損傷するのを防ぎ、血管をダメージから守る作用が期待できる。

脳卒中発作を防ぐために今からできること

もちろん、脳卒中の予防には、基礎疾患の適切なコントロールが大前提だ。高血圧や糖尿病(高血糖)、脂質異常症などの診断を受けている人は、計測や服薬を欠かさないでいただきたい。

そのうえでできる、日常生活の中でのちょっとした工夫もある。

例えば、早朝高血圧なら、起床後1~2時間のリスクが高い。朝、目が覚めても急に起き上がらず、布団の中で10分ほどのんびりしてゆっくり起きられるようにしたい。トイレや洗面所などが寒い場合は、必ず何か羽織ったり、ルームシューズを履くなどして、血圧の急上昇を避けよう。

また、脳梗塞の予防には、知らないうちに「脱水」に陥らないようにすること。冬は汗を多くかかないこともあって、高齢や糖尿病の方では特に、自分で喉の渇きに気付きにくくなっている。

料理など食べ物からの摂取以外に、1日で1.5リットル程度は必要とされている。思っている以上に多いので、感覚に頼るのでなく、水分を摂ることを習慣にするのがおススメだ。

例えば3度の食事の際にはコップ1杯200cc、それ以外に150cc程度の飲み物(カフェインの入っていない麦茶など)を2時間おきくらいの決まった時刻に飲む習慣をつけるのが望ましい。

最後に、インフルエンザと新型コロナの予防接種だ。インフルエンザでも、心筋梗塞など心血管疾患のリスクが上がることが研究からわかっている。インフルもコロナも、かからないのが一番だ。ワクチン接種が血管を守ることになる、と覚えておいていただきたい。

久住 英二 立川パークスクリニック院長

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くすみ えいじ / Eiji Kusumi

1999年新潟大学医学部卒業。内科専門医、血液専門医であり、旅行医学やワクチンに関する造詣が深い。国家公務員共済組合連合会虎の門病院で内科研修ののち、臍帯血移植など血液がんの治療に従事。血液内科医としての経験から感染症やワクチンにも詳しく、常に最新情報を集め、海外での感染症にも詳しい。2024年12月に立川高島屋SC10階に内科、小児科、皮膚科の複合クリニック「立川パークスクリニック」を開業した。

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