作り置き「きのこスープ」で体調を改善する食事術 40kgの減量に成功した理由は1日3食のきのこ?
きのこは糖質とカロリーが低く、栄養的にもすぐれているのでダイエットに最適です。それまで、きのこを食べることがほとんどなかった私ですが、おいしさにはまり、いろんな種類のきのこを料理に取り入れて、1日3食、食べるようになりました。
すると、きのこに多く含まれる食物繊維のおかげで食べすぎや間食の習慣がなくなり、スムーズに体重が減っていったのです。長年苦しんでいた慢性の便秘、片頭痛、息切れ、アレルギー性の皮膚炎・鼻炎などの症状もおさまって、イライラも消えました。体調がよくなると考え方も前向きになります。仕事や人間関係もよい方向に進んでいきました。
当初、体の不調には自律神経や腸内環境が密接にかかわっていて、それらを整える働きが、きのこの栄養素にあるとはまったく知りませんでした。ダイエットを実践していくなかで栄養の勉強も始めて、きのこにさまざまな健康効果があることを知ったのです。
きのこの主な健康効果とは?
きのこは、まさに「山の恵み」。
奇跡の食べ物といっても過言ではありません。
そんなきのこをおすすめする主な理由に、次の3つの効果が挙げられます。
私たちの体調をコントロールしている自律神経は、活動モードに導く交感神経とリラックスモードに導く副交感神経の2種類があります。心身ともに健康であるためには、この相反する神経が互いにバランスをとり、健全に機能することが不可欠です。ところが、忙しい現代人は交感神経が優位になりすぎて、副交感神経の機能が弱い傾向にあるようです。
そうした点でも、きのこに多く含まれる食物繊維は腸の働きを高め、副交感神経を優位に働かせて、ストレスや不規則な生活、加齢などによって乱れた自律神経を整える効果があります。
最近、注目を集めている栄養素が、きのこに含まれるエルゴチオネイン。抗酸化作用が強く、老化の進行を遅らせたり、認知症や生活習慣病の予防に役立ったりすることから、「長寿ビタミン」と呼ばれています。
エルゴチオネインは、きのこなどの菌類と一部の細菌にしか含まれておらず、人の体の中で合成できません。ですから、豊富に含まれるきのこからの摂取がおすすめです。
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