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・妊娠中、会社が本人にどこまでできるか聞いてくれたので、仕事はセーブしていた。妊娠中の自分の身体の状態は自分自身にもわからないと思い、軽くするようにしていた。ただ、周りからは「元気そうなのに」という視線も感じた。
上司もよかれと思って仕事を減らしてくれますし、実際、妊娠中にどれくらい「無理が利くか」はかなり個人差が大きいんですよね。想定以上のつわりの重さに苦しむ人もいますし、逆につわりが軽かったために動き回りすぎて最後の3カ月間は切迫早産で入院していたという人もいるので、まったく「配慮なし」でも母子に危険が及ぶ可能性もあります。
ただ個人の状況や希望を無視した「過剰な配慮」や、「マタニティ・ハラスメント」に苦しむ事例も多く、できるだけ状況を周囲に伝え、コミュニケーションを取ることが必要と思われます(妊娠中のこうした葛藤とそれを引き起こす要因については、杉浦浩美さんの『働く女性とマタニティ・ハラスメント』が詳しいので、ぜひ読んでみてください)。
続いて復帰後です。
・働きやすい職場ではあるが、調整されてしまう。「時短でいいじゃん、女性なんだし」という風潮にモヤモヤ。もっとやりたいという意思を持った女性がこれまでいない。
・育休中もテレワークで働き、アルバイトの形で職場とのつながりも保つような努力もした上でフルタイムで復帰したのに、いい仕事が回ってこない。シッターを使うのはコストが見合わない。ママ社員はゆるく働く人ばかり。男性並み、もしくは、ゆるく働くかの2択しかない。
・29歳で結婚したが、しばらくは仕事をがんばり「そろそろ子供」と考え始めた時に直属の上司が退職し、「今、子供を産まれると困る」と言われたので1年待った。その後2年間授からず、妊娠するまで会社に貢献してきたつもり。育休後は元の職種での復帰を考慮してもらえると思ったのに、新卒と同じ給料で営業に回された。
以前の記事では、「子どもを産んでお迎えの時間があることで生産性が上がった」「仕事にプラス面も」という回答が見られましたが、実際のところ、日本の多くの企業の評価軸は「生産性」ではなく、「会社へのコミットメント」です。そのコミットメントは往々にして、長時間労働と「いつでも対応できること」になりがちです。
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