エリート女性が職場でやらかす「3つのダメ行動」 覚えておくときっと役立つ「ま・ほ・う」の原則
……彼らにテレパシーなどないはずですから、きっと相当まわりを見ているのでしょう。社内にも社外にもアンテナを張って、部下の動きや評判をそれとなく聞いておき、本人の資質と照らし合わせれば的を射たことが言えます。
ただ、根も葉もない噂や自分にとって耳触りのいいことしか聞いてないと、ピントがずれていて何の役にも立たないことを言いかねません。
加えて、子育て中だったり介護があったりすれば、限られた時間の中で目を配るのは至難の業です。さらに難しさを増しているのがパンデミック以降、デジタルツールでのコミュニケーションが増えたこと。毎日オフィスで仕事をしていれば部下の様子をうかがえたものだけれど、在宅勤務だと誰がどんな表情をしているか、誰と誰がよくコンタクトをとっているか、まったくわかりません。
SlackやTeamsは仕事の進行管理はできても、人の感情や言外のニュアンスを汲むには向いていませんし、オンライン会議にしても顔は見えて声が聞こえるからマシ、というくらいです。
「察する能力」を磨くにはどうしたらいい?
時代に合わせた「察する能力」を磨くにはどうしたらよいのでしょうか?近ごろだと、社内の公式なオンラインコミュニケーションサークルがある会社や、他部署のポジションが異なる人同士を組み合わせてオフィシャルに会食が開かれる会社もあるそう。子育て世代だけでなく、女性を誘いにくい男性上司やZ世代との交流に悩んでいる人のためにも、こういった制度は有効活用できそうです。
私の場合は、後輩やスタッフとInstagramをフォローし合っていたり、Facebookでつながっていることが多いので、あえてプライベートなことも投稿しています。先方が「SNS見る専」ということも大いにありますが、こちらが伝え続けていると、「あの人も人間なんだな」と安心して自分のことを話してくれるようになるので、社内規定が許すのであればSNSを使うのもよいと思います。
いずれにしても、進行している案件のための連絡とはまた別の、一見無駄にも思えるようなコミュニケーションにこそ、人を育てるためのヒントが隠されているもの。真面目に仕事をこなす「できる女」ほど見逃しがちですが、重要なことです。
嘘なんてつきたくないのが人情だとは思いますが、部下を持つとそのつもりはなくても嘘をついてしまうことや、嘘をつかなければいけない状況に追い込まれることがあります。
「上司」がつきがちな嘘は大まかに分けて二種類。ひとつは「プライドを守るための嘘」。もうひとつは「立場を守るための嘘」です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら