エリート女性が職場でやらかす「3つのダメ行動」 覚えておくときっと役立つ「ま・ほ・う」の原則
各企業がいよいよ、本気で女性管理職を増やし始めています。2022年4月からは改正女性活躍推進法が施行され、労働者数101人以上の企業には情報公開の義務が課せられました。
そうした中、ロールモデル不在のまま管理職にならざるをえなかった女性たちはさまざまな壁に直面しています。特に「部下」にどう接するべきか、戸惑う人は多いようです。
女性管理職が陥りがちな罠とその対処法を、雑誌『Oggi』『Domani』などの編集者として働く女性を取材し続けてきた下河辺さやこさんの著書『男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ』より、一部抜粋、編集のうえ、お届けします。
「元優等生」がやりがちな失敗
管理職に名前が上がるような女性たちは、概して「元優等生」です。幼い頃から学級委員や生徒会の役員をつとめ、部活では部長なども経験してきたタイプ。
30代半ば〜40代半ばのプレ管理職・管理職初心者世代は、就職氷河期とゆとり教育のはざまで組織への帰属意識が低いと言われますが、物心がついたころから震災やリーマンショックなど大きな社会変化を目の当たりにしているため、現実に対処する力が強く、男性優位の企業の中でも自己研鑽を怠りません。
そんなエリート女性たちが部下を持ったとき、自分にも他人にも求めがちなのが「完璧であること」。
男性であればお酒の席やゴルフなど「オールドボーイズクラブ」の中で自然と受け継がれる「組織を運営するための機微」を、彼女たちは身につける機会がありません。会社に対しても実務に対しても真面目であるがゆえに陥りがちな罠を防ぐには、
ま:ママ役をしない
ほ:ほったらかさない
う:嘘つかない
の「まほうの3原則」が重要です。
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