仕事がデキる「人たらし」会社員が使う3つの技術 男社会に混じれず苦戦する女性たちに伝えたい

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エレベーターで「間接技」

やることは案外単純。社内の誰がどんな仕事をしているかを理解しておいて、エレベーターで顔を合わせたときに「見ましたよ」「聞きましたよ」というだけです。

さらに上級者になると、ここに「間接技」を加えてきます。「この間、見ましたよ。○○さんがとっても褒めてました」と、間接的にどなたか(できれば役職が上の方)の褒め言葉を入れのです。

他部署でポジティブな話題になっていることは、案外本人の耳には入らないものだし、直接褒められるより「本当に理解してもらえている感」があってうれしさ倍増。伝えてくれた人にも必ず好意を持ちます。逆に、ネガティブな評価を間接的に伝えると、それを伝えた人に対する悪印象も何百倍にも増幅されるので、よかれと思って「教えてあげて」いる方、恨まれますからお気をつけくださいね。

年中行事に「お布施」

お中元やお歳暮を社内でやりとりするのは禁止という会社がほとんどだと思います。でも、お誕生日にお祝いを伝えたり、バレンタインデーにちょっとしたスイーツを渡したりしている人を私は何人も知っています。もらう方の負担にならない程度のギフトに付箋に手書き(これ重要)でメッセージを添えてそっとデスクに置いておく。

そんな「女っぽい技」いやらしい!悪き習慣は撤廃せよ!と思う方もいらっしゃるでしょうけれど、会社は学校ではないので、柔軟に考えてもいいのではないでしょうか。男性が男性社会で培われたルールの中で自分の存在を示しているわけですから、女性がちょっとした「お布施」をするくらいなんてことありません。

上司は案外「アドバイスをしたはいいけど、役に立ってるのかなぁ」「あの案件、ちゃんとうまくいってるのかなぁ」と心配しています。そんなとき、かわいい付箋に「お誕生日おめでとうございます。先日は相談にのっていただいてありがとうございました。頑張ります!」と書かれたメッセージをもらったら、よかった!私も頑張ろう!と部下から力をもらうものです。言葉にしないと感謝は伝わらないし、照れもプライドも1円にもなりませんから、さっさと捨ててしまいましょう。

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