「トータルテンボス」老いに抗わない笑いを追求 オッサン同士の「寝起きドッキリ」に込める美学

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

大村:藤田はね、いい意味でバカと言うか、計算がないんですよ。ルックスの部分だけで見ても、すごい勢いで老けてるんですよ。秋の紅葉の白髪バージョンみたいに(笑)、どんどん白くなってます。

そして、人前にこんな出る仕事をしているのに、そこを隠さない。そのままであっけらかんと暮らしてるんです。それを見ていると、コイツ、愛くるしいなぁと思うんですよね。表に出る人間としては失格なのかもしれませんけど、本当に面白いヤツだなぁと。

そんなヤツが僕らのYouTubeチャンネルでこれでもかとイタズラを仕掛けられている。その構図が年々面白くなっているとも思いますしね。

これは完全にプライベートな話ですけど、月一回のペースくらいですかね。地元の友だちと20人くらいでゴルフに行ってるんです。そこでは僕らが芸人だとか一切関係なく、普通に同級生として集まりに参加している。そんな時間を持てること、そこで楽しいと思えること。若い頃はいろいろな思いもありましたけど、今となっては本当に貴重な時間だなと思うようになりましたね。

白髪に関してモノ申す

藤田:……あのですね、一つだけいいですか。一応、白髪に関しては考えがありまして。近藤サトさんの記事を見たら“抗わない美学”ということをおっしゃっていて、すごい言葉だなと思ったんです。なので、今の僕は近藤サトさんの言葉に支配されているんです。

大村:支配下から出ろよ。あれは近藤サトさんだから抗わなくていいんだよ。お前は抗ってよ。

次ページ痛々しくない一歩手前を目指す
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事