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「トータルテンボス」老いに抗わない笑いを追求 オッサン同士の「寝起きドッキリ」に込める美学

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藤田:言葉で聞くと、そりゃそうだと思うんです。でも、動けなかったところもありました。でも、大村に背中を押されて、いろいろな思いはあるけど、やってきました。

どうでしょうかね、やっと数年前くらいからかな、40歳を超えたあたりから「これは自分のためでもなく、お客さんのためのものなんだ」と心から言えるようになりました。

大村:甲子園という例えを引き継ぐとすると、僕らはもともとエリート集団の大阪桐蔭ではないですからね。地元の友だちが楽しくやっていた金足農業みたいなもの。

ただ、厳しい世界で戦っていくうちに原点から少しずつ離れていった。別にサボるとか、やる気がないということではなく、少しずつ“緩める”という要素を入れていったんです。それが二人の本来の関係性である“楽しむ”という部分を出してくれたのかなと。

それが今50万人ほど登録していただいているYouTubeチャンネルにも表れているのかもしれないし、少しずつここ数年で関係性が良くなってきた。そんな感じなんです。

どこまでも二人で行く

藤田:それこそ、こんなことを言うのはアレですけど(笑)、大村だからここまでやってこられたんだと思います。

もちろん解散することもあるし、コンビの形は残しているけど、実質コンビとしては活動していない。そんなコンビの形もあります。

コンビというのは自分が売れるための踏み台というか、スペースシャトルでいう燃料ロケットみたいな考え方もあるのかもしれません。ある程度、世に出たら切り離すというか。

だけど、僕らはそうじゃない。二人で飛んでいくからこそ月まで行ける。言葉にすると薄っぺらくなるかもしれませんけど、この年齢になって本当に思いますね。

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【計算しないところが愛くるしい】

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