「オンライン商談」話し方のクセが強烈に出る原因 改善のコツとオンライン商談の2つのポイント

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そのため、無意識に「プレゼン中の沈黙は悪」ととらえている方が多く、「沈黙の時間」や「間」ができないように、文と文の隙間を埋めようとして、口癖が出ているのです。

しかし、実際には随所に入る「沈黙」こそが、聞き手に内容を理解する時間を与え、自分自身が次に話すことの整理の時間にもなるのです。「沈黙」を恐れず勇気を出してしっかりと「間」をとってみましょう。自然と、口癖も減っていくはずです。

話し方に強弱をつける3つのポイント

「間」をしっかりとることで口癖を減らすことができれば、聞きやすくはなりますが、相手を飽きさせない話し方になるにはまだ不十分です。オンラインで相手を飽きさせない話し方のコツとして、「強弱」をつけるということをご紹介します。

具体的には、以下の3つがポイントになります。

1.声の大きさ ⇒ 重要なところは大きく
2.トーンを変える ⇒ 重要なところは高いトーンで
3.スピードを変える ⇒ 重要なところはゆっくり

わかりやすい例として、ジャパネットたかたのCMをイメージしてみてください。重要なところでは明らかに声が大きく、高いトーンになり、ゆっくり話していることがわかると思います。

さらに、先ほど紹介した「間」をとる、というのも実は強弱をつける効果があります。これらのテクニックを組み合わせることで、プレゼンに強弱が出て、相手を飽きさせない話し方になります。ぜひ、取り入れてみてください。

まずは自分自身がどのような話し方のクセがあるのかを知ることが大事です。商談に同行している上司や同僚に聞いてみるか、自分のプレゼンを録音して聞いてみましょう。

自分で聞くのはちょっと恥ずかしいような気もしますが、きっと「あれ?自分ってこんな話し方だったんだ・・・・・・ずっと同じトーンで話していて、長く聞いていると飽きやすいな」など、新しい発見があるはずです。

ここまでで、オンライン商談で顧客の集中力を維持するためにできる聴覚訴求(飽きさせない声の出し方)のポイントについて、ご紹介しました。

もうひとつ、言語訴求のポイントとして、オンラインで「話していることの中身」がより伝わるコツを解説しましょう。

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