不妊治療に明け暮れる私を救った「奇跡の代理母」 「Believe It」著者が涙の告白「彼女は心の相棒」

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代理母候補との面接の日が来た。画面に、着信を知らせる通知が表示された。時間だ。

「こんにちは」

私たちは満面の笑みで話しかけた。画面にはとても優しそうな女性と、彼女の夫が映っていた。明るく穏やかな目をした彼女は、根っからの善人のように思えた。夫妻にはすでに5人の子どもがいた。

子どもを授かるためにつらい時間を過ごしているほかの家族のために、人生を賭けてこうした活動をすることが自分の使命だと思う、彼女はそんな想いを打ち明けてくれた。妊婦でいることが大好きなの、そんなことも話してくれた。

難しい論点についての意見交換を終えて

代理人は、難しい論点についてもれなく私たちに説明した。私たちの意見はすべて一致しているように思えた。私は言葉にできないほどの安堵に包まれた。その想いは、私が抱いていたありとあらゆる恐れを凌駕していった。

通話を終えた私たちは、この相手で決まりだと思えるのか……それともほかの候補者との面談を続けたいのか、週末を挟んで決めることになっていた。代理母候補とその家族にも、同じ選択権が与えられた。

大きな安心感をおぼえていた私たちは、迷わず答えを出した。顔合わせの数分後、代理人に電話をかけた私たちは、彼女はこのうえなくすばらしい相手だと思うこと、彼女が同じ気持ちであれば先に進めたいと思っていることを伝えた。

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