不妊治療に明け暮れる私を救った「奇跡の代理母」 「Believe It」著者が涙の告白「彼女は心の相棒」

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事業を売却し、40歳を迎えようとしていた私は、家族を増やすことを何よりも優先させたい、という2人の想いに気づいていた。どんな方法であれ、最後には実現するだろうと思っていた。

交際中はパウロによく話したものだ。子どもは7人欲しいし、少なくともそのうちの4人は養子を迎えたい、と。それは、私自身が養子だったとわかる前のことだ。養子縁組と代理母出産について真剣に調べ始めた私たちは、どちらも全速力で進めることに決めた。

当時の私は、代理母出産は何よりも恐ろしい選択肢だと思っていた。代理母が赤ちゃんを連れて逃げた、後から両親に親権を要求した、そんな信じがたい話を、ニュースや映画で聞いたことがあった。

私たちの子どもを、赤の他人がその体内に宿すと考えただけでも、こみあげてくるものがあった。けれど、私はあらゆる選択肢を受け入れ、自分たちが踏み出した旅路を信じることを決めた。

養子縁組の世話役とやり取りを始めた私たちは、同時に、また別の代理母出産の代理人とも連携をとることに同意した。

代理人からの胸を締め付けられる質問

代理母出産の代理人は、養子縁組の仲介者よりも迅速に事を進めていった。あらゆる法的書類がそろうと、「顔合わせ」を設定する準備が整った。これは、未来の両親を代理母候補に紹介するために、代理人主導で行われるビデオ通話だった。

この流れに詳しくない人のために言えば、まるで想像もつかなかったような、かなり多くの段階が用意されていた。

つまり、従来の方法で妊娠したのであれば、考える必要がないと思われる生死に関する決断も含め、かなり厳しい事柄について1つひとつ事前に話し合わなければならなかった。話し合いに向けて、代理人から数々の質問が提示された。

たとえば、妊娠や赤ちゃんに関して生じうる、身を切られるような事態についてどう思うのか、どんな対応を望むのか、答えなければならなかった。

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