人間関係で「燃え尽きた人」に足りなかった視点 自他の境界線を引けないと搾取されるばかりだ
あなた自身に目を向けるのです。言い訳なんて必要ありません。あなたがもうやりたくないことをこなしたとき、なぜ主義に反する行動をしたのかと訊ねられるかもしれません。そんなときは、「ただ気が変わったの」と答えるか、「今は当時の線引きとは違う価値観を持っているの」と答えておけばいいのです。
他に、次のような反応も考えられます。
・「今までとやり方を変える意味ってあるの?」
では、あなたのそうした返答に対して、相手が自分を正当化したり、その意見を疑問に思ったりしたら、どうすればよいでしょうか。
簡潔な答えを心がける
まずは、自分の意見を熱心に伝えるのは避けて、簡潔な答えを心がけるのです。たとえば「これが私にとって心地よいやり方なの」とだけ言えば、それで充分でしょう。くどくどと説明しても、議論が堂々巡りになるだけです。
これは攻撃されたと感じる人の反応です。
言葉ではっきりと伝えるのを心がければ、相手が自己保身に走る可能性は低くなるでしょう。とはいえ、中にはあなたがどんなに言葉を尽くして自分の期待や欲求について話しても、身構えてしまう人もいます。自己保身的な思考から、自分が責任をとりたくないのであなたに押し付けるのです。
キムの例であれば、友達はこう言うでしょう。
「そんなにしょっちゅう引っ越してるわけじゃないのに。でも、手伝ってくれないならもういいよ」
無料会員登録はこちら
ログインはこちら