高速道路「追い越し車線2キロ超捕まる説」の真偽 9月連休に備え知らなきゃマズい交通ルール5選
④ 休憩時間の目安は2時間に1回
高速道路での事故原因で多いのは「追突」で、安全運転義務違反が9割を超え、なかでも「前方不注意」が抜きん出て多い。事故や違反を防ぐためにも、定期的な休憩を取ることはマストだ。
過労運転は道路交通法第66条第1項で禁じられている、立派な交通ルール違反である。
「眠気を感じたら休憩を取ることです。目安で言うならば、2時間に1回。ただ、眠気を感じたらそれ以下でも休憩を取ってください」(NEXCO東日本広報)。
アメリカの高速道路交通安全局などの調査によると、自動車事故のリスクは、7時間以上の睡眠をとったときと比べ、6~7時間の睡眠では1.3倍、5~6時間の睡眠で1.9倍、4~5時間だと4.3倍、そして4時間未満ではなんと11.5倍にもなることがわかっている。
早く目的地に着きたい気持ちもわかるが、眠気を感じたら最寄りのPAやSAで休憩を取ることを心がけてほしい。
運転中の隠れ脱水にもご注意を!
⑤ 高速道路でも100km/h走行が違反になる場合も
高速道路の法定速度は100km/hの認識しがちだが、すべてのポイントがそうだとは限らない。
例えば、都市部や山間部では片側2車線以上ある場合でも80km/h規制であることが多く、なかには70km/h以下というケースもある。
高速道路だからといって、うっかり100km/hのまま走っているとスピード違反で罰せられる可能性がある。
令和4年度上半期の、高速道路における違反の中で最も多いのが「速度違反」で、全体の7割以上を占める。走行する区間の指定速度をしっかり確認し、高速道路の運転を心がけよう。
(ぎぎまき=取材・文 取材協力=NEXCO東日本)
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