高速道路「追い越し車線2キロ超捕まる説」の真偽 9月連休に備え知らなきゃマズい交通ルール5選

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

また、あおり運転事故の中には追い越し車線をめぐるトラブルが少なくない。スピードの出しすぎを防ぐためにも、追い越しが終わったら速やかに左側の車線に戻ることを改めて肝に銘じよう。 
 

② ほかに注意したい「追い越し」は? 

 ほかにも「追い越し」で注意したいのは、トンネルや急な勾配の下り坂、上り坂の頂上付近。

(写真:OCEANS編集部)

こうした場所では前方の車を追い越すための進路変更は、道路交通法第30条第2号により原則禁止なのでご注意を。

・道路のまがりかど付近、上り坂の頂上付近、または勾配の急な下り坂 
・トンネル(ただし、片側2車線以上であればOK)
・交差点、踏切、横断歩道または自転車横断帯およびこれらの手前の側端から前に30メートル以内の部分 

 ③ 高速道路の正しい車間距離とは?

高速道路では、「車間距離」が原因で発生する事故も少なくない。

あおり運転はその代表的な例だが、あおり運転を取り締まる「妨害運転罪」が施行されて以降、「車間距離不保持違反」は厳しい取り締まりの対象になった。

道路交通法第26条では、「その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない」と定められており、違反すれば取り締まりの対象となる。

(写真:OCEANS編集部)

しかし、条文では具体的な距離は規定されていない。

警視庁は「統計的には、車間時間2秒以内での事故は死亡事故を含む重大事故が多く、2秒以上離れていた時は大きな事故とはなっていないことが示されている」とし、「実験結果と統計的事実から車間距離は2秒が適切だとされている」との見解を示している。 

2秒間の計り方としては、前を走る車が標識などの指標となりやすいものを通過した瞬間から、自分がその指標を通過するまでの時間を頭の中で計測する方法がおすすめだ。

次ページ休憩時間の目安は?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事