このフレーズはNGの中でも定番中の定番。
言えば言うだけ、ますます勉強から遠ざかってしまう、代表的なダメな声かけです。
しかし、「言わないようにしてください」とお話すると、親御さんは我慢してしまいます。そのうち、言葉にはせずとも態度で示したり、別の場面でフラストレーションが一気に噴出したりすることもあります。
本来は言わないのが望ましいのですが、どうしても言いたいときは次のような声かけをしてみてください。
勉強という言葉は印象があまりにも悪いため、「学び」という言葉を使うのです。
コツは、前向きな言葉に変えること
子どもは驚くと思います。「勉強はやりたくない」は言い分として通っても、「学びたくない」とは言いづらいものがあります。子どもの中でも何か違和感があるようです。
ちょっとした言葉の言い換えですが、ぜひお試しください。
子どもが本当に気づいていない場合、この声かけは問題ありません。気づかせているわけですから、子どもにとってみたら「教えてくれて、ありがとう」となります。
しかし、わかっている事柄について、いちいちアナウンスすることは子どもからすれば“ウザい”ことでしょう。
しかし、このような話をすると、「うちの子は言わないとやらない」という声が上がってきます。
果たしてそうでしょうか。自分が子どもの頃、今やろうと思ったときに親から「やりなさい!」「そろそろ時間よ!」と言われ、やる気がなくなった経験はないでしょうか。
親は、子どもがやろうしたときにアナウンスして、やる気を削ぐことにかけては天才的ともいえる直感があると言えるかもしれません。
ですから、言いたくなったら、もう少し様子を見てもいいのではないでしょうか。
それでもまだ言いたい場合は、時間になったからアナウンスするのではなく、時間になる30分前に「そういえば、何時からやるんだったっけ?」と子どもに時間を聞いてみてください。
この言葉なら、子どもは時間に追い立てられた感覚はなく、また子ども自身が時間の認識をしていることもわかります。
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