たっぷり貯金したい人に知ってほしい節約の心得 毎月の固定費や生命保険料、医療費の下げ余地は?

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高額療養費制度を使えば自己負担額が安くなる

最後に考えたいのがマイカーにかかるお金です。年間維持費は、車種などによって異なりますが、1台につき、おおむね30万~40万円(除く駐車場代で20万~30万円)。さらに、車両購入費用も加えると、年間実質負担額は40万~60万円となります。

マイカー費用を削るには?

50年間(25歳~75歳)マイカーを所有すれば、2,000万~3000万円の出費になります。どうしても車に乗る必要があるのなら、必要に応じて、カーシェリング、タクシー(バス)、レンタカーなどの代替手段を採れば、節約につながります。

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一例ですが、マイカーを普通自動車から軽自動車に買い替えると、年間約12万円(=約60万円-約48万円)のコストが、また、2台所有(普通自動車)を1台にすれば年間約60万円のコストが抑えられます。さらに、頻繁に車を利用しないのならば、普通乗用車を手放し、カーシェアリングに切り替えると、年間約43万円(=約60万円-約17万円)の支出を減らせます。

収入が増やせない中でも、必要に応じて支出を減らせば意外とたくさんのお金を貯められます。ただし、何でもかんでも節約など、ケチケチして、ストレスが多くかかる「お金の習慣」だけはやめましょう。なぜならば、人生が楽しくなくなるし、お金を貯めることが目的となってしまうからです。

マイカーにかかる費用
水上 克朗 ファイナンシャルプランナー

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みずかみ かつろう / Katsuro Mizukami

慶應義塾大学卒業後、大手金融機関に入社。会社生活を通じ、14回の部署異動、11回の転勤、11年間の単身赴任、2度の会社合併を経験。これまでのさまざまな経験をするなかで、ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、老後1億円資産の捻出方法を確立する。現在、ライフプラン(住宅・教育・老後の3大資金)、資産運用、保険の加入・見直しなどの観点からアドバイスを行う。CFP認定者(日本FP協会)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー。著書に『50代から老後の2,000万円を貯める方法』(アチーブメント出版)がある。

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