池田エライザさん「親しい人にも敬語」に至った訳 バラエティから最新出演映画『ハウ』までを語る
「ここの力を抜かないと筋トレしても効果が出ないよ」と教えていただき実践してみたら、「おお~、効きました!」というのが、いまの感覚です。もとから媚びる気はありませんでしたが、いまが自分のニュートラルな状態だと、やっと実感できるようになりましたね。
――池田さんは2009年にモデルとして活動を開始し、2年後の2011年4月1日公開の映画「高校デビュー」で女優としての仕事も始めました。映画は多くの場合、公開日の1年ほど前に撮影されるため、およそ1年で女優の仕事に着手できたというキャリアは、順調そのものに見えます。
ところが、中には「女優を目指してオーディションを受けては落ち続ける日々をすごした」との記事も。ネット上にはさまざまな情報がありますが、デビュー当時の実際を振り返っていただけますか。
(オーディションに落ちまくっていたという)その情報は正しくなくて、スタッフさん情報によるとわりと受かりまくっていたそうです(笑)。しかも女優を目指して、というよりは、スケジュールにオーディションが入っていたら、仕事であればなんでもきちんとやりたいと思ってやってきました。そうした性格なんです。
その「きちんと」は、いまも続けています。「きちんと」だけではダメだ、芯を持って自分を表現しようと思ったのがたぶん、18歳ぐらいでしょうか。
気持ちが腐る「イヤイヤ期」はこう乗り越える
――仕事によって、状況によっては気持ちが腐るときは誰しもあると思いますが、心の立て直し方はどのようにしていますか。
私は自分の気持ちが腐る時期を、イヤイヤ期と呼んでいます。2歳前後の子どもが「イヤ! ダメ!」を繰り返して、自我が芽生えて自立しようとする、あの時期を指す言葉です。
ただし、子どものように何に対しても、「イヤ!」とだけ言うわけではありません。具体的にどこがイヤなのかを、仕事をする方には必ず伝えています。ディテールをお知らせしないと、周りは私がどうして腐っているかがわからず、混乱を招くだけですから。
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