池田エライザさん「親しい人にも敬語」に至った訳 バラエティから最新出演映画『ハウ』までを語る
池田エライザさんという人に、どんなイメージを持っているだろうか。女優、映画監督、歌手、ファッションモデルなど、多方面で才能を発揮する人という印象を持つ人が多いかもしれない。直近では、人と犬との絆を描いた映画『ハウ』(8月19日公開)でも心優しいヒロインを演じ多彩な表情を見せている。
池田さんに、「マルチに活躍されていますね」と投げかけると、「たぶん、私の今の活動は、複合施設みたいになっています」と返ってきた。そして、「なにかテーマパーク(仕事)を創設したくなったら新たに作りますし、複合施設に入れられるのであれば追加します」ともつけ加えた。
「複合施設」に「テーマパーク」―ー。独特の言葉遣いと、整理された話の展開に、頭の回転の速さを感じさせられる。
そうした特性は、池田さんが多く出演するバラエティ番組で求められる部分でもあるだろう。実際、気の利いたコメントを期待され、即座に対応する池田さんを見たことのある人もいるだろう。今回は、そんな池田さんに仕事に対する向き合い方から、最新映画『ハウ』についてまでをたっぷりと語ってもらった。
「責任を持つことができる面構えでいくよ」
――今年1月放送と少し前の話になりますが、「千鳥かまいたちアワー」(日本テレビ系)で、千鳥、かまいたちと即席バンドを組んでおられましたね。チェッカーズの「ジュリアに傷心(ハートブレイク)」のコピーに、大笑いしました。池田さんがボーカルなのに、千鳥の大悟さんに歌を奪われて、驚愕している池田さんの表情などなど。録画を繰り返し見ました。
本当ですか、うれしいです。バラエティ番組の進行はハチャメチャで苦手な分野なので毎回、「私になにができるんだろう」と頭を抱えることばかりです。
お笑いのプロがたくさんいらっしゃる中でもなにかひと笑いは残したいのですが、自分で「今回はうまくできた」と感じられた経験はあまりなくて。こういう(濃い)ルックスだからか、何か緻密な計算をして出ているのだろうと思われることもあるみたいですが、まったくそんなことはありません。
ただ、画面の先にはテレビを観る時間を割いてくださる視聴者の方々がいて、表に出る自分に責任が生じるからには、「責任を持つことができる面構えでいくよ」という覚悟を持って臨んではいます。
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