富を築く人と勤勉でも豊かになれない人の決定差 シリコンバレー伝説の成功者が説く幸運の仕組み
そして最後の種類の幸運が、いちばん不思議で、いちばん難しいものだ。それは、独自の個性、独自のブランド、独自の思考方式を確立して、幸運にその人を探させる方法だ。
たとえば、ある人が深海潜水の分野で世界の第一人者になったとしよう。誰も試みようとしない深海潜水に挑むことで名を馳せている。
お金を稼ぐうえで重要なのは評判を築くこと
あるとき誰かがまったくの幸運から、普通では到達できない沖合の深海に沈む宝船を発見した。彼らの幸運は、そのままその人の幸運になる。なぜなら彼らはその人を探し当てて、宝を取ってきてほしいと頼み、その見返りにその人に分け前をくれるからだ。
これは幸運の仕組みをよく表している。誰かが宝を発見したのは、思いがけない幸運だ。でも、彼らがその人のところにやってきて、その人が宝を回収する見返りに分け前を半分くれるのは、棚ぼたじゃない。この幸運は、その人が生み出したものなんだ。自分でチャンスを生み出そうとする人がほかに誰もいない中で、その人だけが幸運を引き寄せて自分のものにする体勢を整えた。
4つ目の幸運を一言で言うと、「ある方法で個性を築き上げれば、その個性がその人の運命になる」ということだね。
私がお金を稼ぐうえで重要だと考えていることの1つが、「この人を通して取引したい」と人に思わせるような評判を築くことだ。
達人ダイバーの例では、宝探しをする人は君を探し当てて、潜水スキルの見返りに宝の分け前をくれるだろう。個性と評判は、自力で築けるものだ。自分の名のもとに失敗するリスクを張れる人が、莫大な力を得るんだ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら