オンラインで失敗する人が気づかない意外な盲点 まずは会話を快適にする3つのポイントを知る

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オンラインで成功する人と失敗する人の差って何でしょう…(写真:マハロ/PIXTA)
ビジネスでも、学びの場でも、「オンラインが日常」という人が増えています。けれどもオンラインでは、いまだに「今ひとつ勝手の違いに慣れない」「うまく伝わっているのか、どうも自信がない」「商談が難しくなった」といった悩みを抱えている人が少なくありません。「オンラインコミュニケーションで好印象を与える方法」は、皆が知りたいところでしょう。
放送メディアで活躍し、コミュニケーションコンサルティング事業を展開する竹本アイラさんの著書『オンラインでは目を見て話すな』には、「オンラインで好印象を与える・成績を伸ばす」ヒントが満載です。本稿では基本的な「オンラインコミュニケーションのコツ」を3回にわたってご紹介します。
第1回は「オンラインで劇的に成功する人、失敗する人」です。

リアルな面談や電話では、アポイントも契約も順調に取れていたし、打ち合わせもうまく煮詰めることができていた。ところがオンラインになると、「込み入った話や繊細な話がしづらい」「契約を取りにくくなって、売り上げが下がった」という悩みを抱える人が多いのです。

意外かもしれませんが、これまで「できる」とされていた人たちほど、戸惑っています。逆に、オンラインに切り替えてから、アポや契約がバンバン取れるようになった人もいます。

対面とオンラインは根本的に違う

なぜ、そんな違いが出るのでしょうか。それは対面とオンラインのコミュニケーションには、根本的な違いがあるからです。オンラインを介した打ち合わせやセールスでは、それまでと同じやり方が必ずしも通用しないことを知ってください。

リアルでは魅力的に見えた人気セミナー講師が、画面を通して見るとオーラ(威厳や存在感)が消えていたということもあります。話し始めたとたんに救急車のサイレンに声をかき消され、「聞こえなかった」と指摘されて言い直している最中に画面がフリーズ……、そんなトラブルに見舞われたセミナーでは残念な印象だけが残り、本来は魅力的な人が「できない人」に思われてしまうでしょう。

オンラインレッスンにしたところ、「上達する気がしない」からと生徒がやめていった教室もあります。オンラインコミュニケーションの失敗は、収入にも影響するのです。

オンラインコミュニケーションが難しいのには、いくつか要因があります。たとえば「相づち」が伝わりにくいことも、その1つです。発言者以外がミュート(マイクオフ)にしている会議やセミナーでは、「なるほど」「うんうん」などの軽い相づちの声は入りません。

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