DJ KOOさん、60歳過ぎてからも人生を楽しむ極意 YouTubeからTikTokLIVE、盆踊りのDJまで

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DJ KOO:90年代、TRFで出だした頃は、「あいつ後ろで何をやっているんだ」「あいつ、いらねえんじゃないか」みたいなことをさんざん言われてきたけども、こうやって平成を超えて令和になってもDJとしてのアウトプットがいろんなところで活用できているのはうれしいことですね。

──世界のYouTuberたちから「一緒に活動しよう」というお誘いがあるのでは?

DJ KOO:いや、まだまだなので今後に向けて計画中です。例えば『EZ DO DANCE』の30周年バージョンやTikTokバージョンを計画しながら、懸け橋になることができたら。

コロナ前、2019年には、JICA(国際協力機構)と協力し、アフリカとの親善を目的として美空ひばりさんの『川の流れのように』を盆踊りっぽくリミックスして、南アフリカ共和国とルワンダの街でアフリカ盆踊りを開催しました。すごく盛り上がって手応えがあったので、またそういう活動をしたいですね。

最初は小さいことからチャレンジしてみる

──新しいことにどんどんチャレンジしていらっしゃいますが、チャレンジが怖い、勇気がないという方にアドバイスをお願いします。

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DJ KOO:最初は小さいことからでいいと思います。例えば先日、「beatmania(ビートマニア)」のeスポーツ大会(BEMANI PRO LEAGUE)のオープニングでDJをやらせてもらったんです。それは、以前からビートマニアで遊んでいたし、小さいクラブでのイベントでビートマニアの曲を使ってDJをしていた経験があったので、オファーいただいたのだと思います。

いきなり大きなところには行けないので、まずは小さいりから興味を持って始めてみる。それを積み重ねることが大事。食わず嫌いでも実際にやってみると楽しいこともあるので、やる前から「これは自分には向いてないんじゃないか」と拒否しない。

とりあえずやってみてから決めればいい。1人で考えていてもうまくいかない。失敗してもいいから、とにかく目に前にあることをやってみるといいと思います。

安楽 由紀子 フリーランスライター

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あんらく ゆきこ / Yukiko Anraku

1973年、千葉県生まれ。国際基督教大学卒業後、編集プロダクションを経てフリーに。芸能人、スポーツ選手、企業家へのインタビューを多数行う。

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