DJ KOOさん、60歳過ぎてからも人生を楽しむ極意 YouTubeからTikTokLIVE、盆踊りのDJまで

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TRFが30年続いている理由やDJの活躍の場の変化について、DJ KOOさんに聞きました(写真:エイベックス提供)
1993年に小室哲哉のプロデュースでデビューした男女5人のダンス&ボーカルグループ、TRF。ノリノリのダンストラックと激しいダンスの印象が強いが、メンバーは皆早くももうアラ還。DJ KOOさんも2021年に還暦を迎えたが、今なおDJとしてだけでなく、YouTubeチャンネルやTikTokでの配信、バラエティー番組出演など新境地に挑み続けている。
あと10歳若くなる! DJ KOO流 心・体・脳の整え方』を上梓したDJ KOOさんに、TRFが30年続いている理由や、浮き沈みの激しい音楽業界で現役として活躍し続けている秘訣について聞いた。
前編:DJ KOOさん「若い人に歩み寄らなくてもいい」

よい距離感でやってこれたのがよかった

──バラエティーでのご活躍も目立ちますが、やはりDJ KOOさんといえばTRF。30年間も同じメンバーで仲良く活動を続けるコツはなんでしょうか。

DJ KOO:自分の仕事をしっかりこなすこと、そしてお互いを尊重することですね。TRFはもともとバンドのように仲がいい5人組がデビューしたのではなく、小室さんによって集められたメンバーなので、プライベートでのつながりはそこまであるわけではありません。仕事の仲間としてつかず離れず、よい距離感でやってこれたことがよかったのだと思います。

──バンドだと「方向性の違い」で解散することがありますが、TRFはもめたり、解散しようと思ったりしたことはなかった?

DJ KOO:もともとそれぞれの方向性が違っているので、もめたことはありません。むしろ方向性が違う5人が一緒になったときの強さや、「5人しかできないことがある」と感じられていることがいいのだと思います。

とはいえ一度、活動休止した時期はあったんです。小室さんのプロデュースのあと、セルフプロデュースという形で何枚かシングルを出したんですが、「“TRFらしさ”ってどういうことなんだろう?」と悩んでしまったんです。

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