東大生が「世界史」嫌いに伝えたい根本的な勘違い 「世界史=世界の歴史」と考えるのは不正確
「世界史が好きになれない」「どうしても苦手」という高校生は少なくないと思いますが、その原因として、「世界史という科目を勘違いしている」と指摘するのが、現役東大生ラッパーの法念(ほうねん)氏です。新著『東大生ラッパーが教える ラップで学ぶ世界史』を上梓した法念氏が、世界史に取り組みやすくなる根本的な考え方について解説します。
世界史はすべての文系科目の教養の源泉
みなさんは、世界史を勉強したことがありますか。高校で習う世界史は、世界のいろんな歴史を学ぶものであり、暗記するべきことも多くて苦手だった、と言う人も多い科目です。横文字の王様の名前とかがたくさん登場して、なかなか覚えられなかった、という人も多いのではないでしょうか。かくいう僕も、その1人でした。
そんな世界史ですが、実はすべての文系科目の教養の源泉になっています。世界のことがわかるからいろんな国のことがより丁寧に理解できるようになります。法律、経済など現代の諸制度がどうやって生まれたのか、それぞれの大陸の文化、宗教、価値観などもより深く理解できるようになるのです。
国語、現代社会、倫理、政治・経済……世界史を勉強することは、すべての科目の勉強につながり、そして大人になってからもこれからの社会を生きるために必要な教養を得ることにつながるのです。
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