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著作累計170万部の占星術家が語る"本当の運命" パリ→電通→山形…決断を続ける彼女が重視すること

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  • 芳麗 コラムニスト
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万物は変化し続けるし、それでも人生は自分だけのもの。だから、時代や環境が変わっても、自分の道を軽やかに歩き続ける限り、その時々、必要な出会いは訪れ、新たな運命の扉は何度でも開かれる。

介護や子育てに全力を注ぐ季節も美しい

3年前の2019年、Keikoさんに再び大きな転機が訪れた。

それまで、占星術家としては、年に何冊も著作を出版し続けてヒットを記録。実業家としても、ヨーロッパを中心に世界中を飛び回るなど、自由で華やかな生活を送っていたものの、生まれ育った故郷・山形に拠点を移すことに決めたのだ。

「生活の手助けが必要となってきた母のそばにいるために帰ってきました。40代からビジネス的にも飛躍して世界もさらに広がり、忙しい日々が続いていましたけど。高齢になった母の変化を感じとって、そろそろ一緒に住みたいなと。その決断に迷いはなかったですね。

私はこれまで仕事にも人間関係にも恵まれてきましたけど、大切なものに優先順位をつけるとしたら、迷いなく両親がいちばんなんです。父が大病に倒れたときも、好きな人をおいてすぐに帰国したくらいですから」

限りある人生を悔いなく生きるには、優先順位を明確にすること。

「いちばん大切なものを守るために、時にはリスクを取ることも必要ですよね。

私も仕事が絶好調な時期で、この決断をしたことは周囲に驚かれましたし。実際、地元に戻った当初は、思うように仕事が進まないことに苛立ちを覚えたりもしましたけど(笑)。

次第に今の私の人生は、そういう季節だと考えられるようになったんです。人生にはいろんな季節があって、同じ季節だけを繰り返すことはできませんよね。仕事が大好きな人も、100%仕事に没頭できる時期がずっと続くわけじゃないから」

今、介護や子育てに力を注いでいる人の中には、キャリアで取り残されたような気持ちになっている人も多い。けれど、それも、いつかは過ぎゆく貴重な季節なのだ。

芳麗さんによる新連載3回目です

「それにね、今しかない時間を大切に楽しめたら、また予想外の面白い運命が開けたりするんですよね。私も、東京で自由に時間を使っていたときに比べたら、こなせる仕事量は半分になりましたけど。私が東京にいられないからこそ、会社のスタッフが自主性をもってより頑張ってくれるようにもなって。みんな成長しているなと感じてますし。

私もオンライン講座など新しい仕事にもチャレンジしたりしています。それから、自然が豊かな場所に暮らせることもやはり大きなプラスだなと実感しています。心身の状態が都会にいたときより健やかですから」

Keikoさんが帰ってきた山形は盆地ゆえに、東北の中でも寒暖差がとりわけ激しい土地だ。暑さも寒さも甘くはないが、変化に富むからこそ、四季折々、豊かで色鮮やかな花が咲く。その季節を歩んだ人にしか、咲かせられない花はきっとある。

この記事の前編:政財界の人も密かに頼る人気占星術家が語る真理

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