著作累計170万部の占星術家が語る"本当の運命" パリ→電通→山形…決断を続ける彼女が重視すること

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10年前、女性向けの恋愛本は、男性好みの女性になって言い寄られるための術が書かれた、いわば“モテるための指南本”が中心だった。そんな中、Keikoさんの書籍は、運命についてわかりやすく解説しながら、その運命は自力で引き寄せられるという力強いメッセージと、その具体的な戦術が記されていた。だからこそ、多くの女性の心をつかんだ。

ソウルメイトは積極的に探さないほうがいい

自力で運命を引き寄せるとはどういうことだろう。

書籍の中に彼女の運命論を表す一節がある。

「花は自分からミツバチを探しに行ったりはしないでしょ?
つぼみが開いてかぐわしい香りを放ったとき、ミツバチは自然にやってくるでしょ?
運命の出会いも同じこと。
あなたのほうが『出会うにふさわしい状態』になればOKなのよ」
『「出会うべき人」に、まだ出会えていないあなたへ』(大和出版)より

運命や運命のパートナーとは、探し回るものではない。とはいえ、受動的に待っているだけでも訪れないというのがKeikoさんの考える運命論だ。

「恋愛や結婚に限らず、ビジネスでも友人関係も同じです。運命の出会いは探すものではなく、能動的に自分の心身を整えて準備しておけば、おのずと引き寄せられるもの。それが自然界の法則です。『準備ができたとき、師が現れる』っていうでしょ。どこにいるかわからない相手を探し回るより(笑)、そのほうがずっと効率的ですよ」

運命論には人生経験も反映されているという。

「私はこれまでの人生、何かを積極的に探しに行ったことがないんですよね。『ビジネスを成功させたい』などの願いは、その時々で抱いていましたが、あてもなくチャンスを探しにいくことはしません。大切なのは、運命の流れをよく見て、よい波がきたら乗ること。面白そうな話がきたら、予想外のことでも乗ってみる。ピンときたら、未経験でもやってみる。そこでベストを尽くせば、さらに大きな波がきたり、次の道がおのずと開かれてくるんです。

次ページ「舞い込んできた話に乗って、やれることをやって、花開いた」
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