「スピリチュアルは国によって捉え方、解釈のされ方が異なりますよね。海外では、怪しいものとか、ましてや神頼みなんてイメージは全然ないです(笑)。“宇宙の摂理”とか“大自然の法則”のことと、捉えられています。
私たちは、地球に生きていて、大自然に生かされている。だから、月の満ち欠けや星の動きを意識して生きるのは、ごく自然なこと。運気や運命を信じて生きるのも大切なことではないかと思います」
モテ指南とは一線を画す恋愛本が大ヒット
Keikoさんが著作家としてもブレイクしたきっかけは、2010年に発売された彼女自身のデビュー作『「運命のパートナー」を引き寄せる22のルール』(大和出版)が大ヒットしたことだった。
本書はソウルメイト――運命の人と出会うための方法について、スピリチュアルな視点と思想、自身の経験をもって書かれた恋愛指南本である。
「長らくイギリス人占星術家のエージェントを務めていたのですが、彼女はソウルメイト(運命のパートナー)の鑑定を得意とする人だったんですね。
私自身も占星術を長く使っていたこともあり、たくさんの方々の鑑定書を翻訳しながら、そこで深い気づきや学びがありました。また、相談者の方々からもフィードバックを数多くいただいて。ソウルメイトとの出会いには、一定の法則やパターンがあること、ソウルメイトがもたらす影響力についてなど。自分の中で、運命やパートナーについてのエビデンスとロジックがどんどんたまっていたんですよね」
ソウルメイトとは、直訳すれば、魂の伴侶であり、運命的に結ばれたパートナーのこと。
当時は、婚活してもなかなか結婚に至らない“結婚難”が広く言われ始めた時代。それでも、結婚したい人はたくさんいて、願わくば、形だけの結婚ではない、心からつながれるパートナーがほしい――。そう切に求める20代、30代の女性たちの心に刺さった。
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