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老親が「実家を片付けられない」のにはワケがある 松本明子さんがプロに聞く「生前整理」のコツ

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10代の頃の松本明子さん

松本:そうやって一緒に書くようにする、と。

上野:それが一番いいと思います。それで、「これはどうする?」と一つひとつ親に確認し、「じゃあこう書いておくね」と子どもが書き留めていく。そうすれば、生前整理に関する事柄についても自然と親の意向はわかるようになりますから。

松本:「それはもういらない」とか、「まだ取っておきたい」とか、そういうことですね。

上野:はい。それに応じてどこまで整理ができるか考えればいいと思います。

話し合いを始めるタイミング

松本:話し合いを始めるタイミングについては、どうでしょうか。

上野:親の体がだいぶ弱ってきて、そろそろ介護保険のお世話にならないといけないのかなと親も子も心配になり始めたときが、一つの大きなタイミングだと思います。

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松本:早すぎると現実の問題として受け止めにくいし、遅すぎるとすでに事態が深刻になっていて、終活を考えるには手遅れということですね。

上野:ですから、介護保険のお世話になる少し前くらいのタイミングで、おいしいお菓子でも食べながら、「これはどうしたい?」というように親の意向を確認するのがいいと思います。

松本:ほかにはどんなタイミングが?

上野:家財の整理については、よく新聞、雑誌、テレビなどで取り上げられますし、それこそ松本さんのこの本を目にしたタイミングで、「家財の整理って大変なんだね」とさりげなく話を振ってみるのも一つのきっかけかもしれませんね。

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