東大生実践「学習効率を爆上げ」するたった1つの技 塾へ行かず、半年の猛勉強で現役合格した学習法

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
出所:『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』

(外部配信先では図や画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

まずは、日付と実行する中身(「何をやる?」)を書きます。ここまでは普通のToDoリストと同じですが、ここからがこのフレームの価値です。しっかりと、「この努力の目的(「目的やクリアの目安は?」)」を考えるのです。「それを実行して、どういう状態になりたいのか」「何が終わればクリアなのか」という問いを考えるのです。

問題を解いたときに、問題集を終わらせることは目的ではないはずです。数学のこういう問題ができるようになるとか、次は間違えないようになっているとか、はたまた単純に問題に慣れるとか、いろんな目的があって、その目的の中の1つを達成するために問題集を解いたはずです。

やってはいけないのが、「目的もなく努力してしまうこと」です。クリア目標を明確に置いておくことによって、努力が明後日の方向に行ってしまうのを防いでくれるのです。

目的を達成できたかを検証する

そうやって目的を持って努力をしたうえで、終わった後に目的を達成できたか(「達成できた?」)を考えます。もし達成できている場合は効率がよかったことになり、達成できていない場合は効率が悪かったということですから、「次はどう効率よく努力するのか」を明確にするのです。

6時間仕事しても、3時間分しか仕事ができていなかった、なんてことはザラです。でも多くの場合、やったことに満足して、「ああ、6時間も仕事したなあ」って考えてしまいます。このフレームを使えば、いったいどれにどれくらい時間をかけているのかが一目瞭然になるわけですね。

このシートにおいて一番重要なのは、目的を持つことです。努力に対して目的が付与された瞬間、その努力は「本物」になるのです。

次ページ一流選手と初心者の練習内容は大きく変わらない
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事