Androidスマホで「自分だけのホーム画面」を作る iPhoneと比べて「深いカスタマイズ」ができる 

✎ 1〜 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 最新
拡大
縮小

Pixelでの設定方法は、先に挙げたアプリグリッドと同じ。ホーム画面を長押しして、「壁紙の色」をタップすると、壁紙の色合いに合ったカラーの選択肢が提示される。ここをタップすると、ウィジェット内の文字色などが変更される。アプリのアイコンも、自動で壁紙のテイストに合わせたいときには、「テーマアイコン」のスイッチをオンにする。テーマアイコンはベータ版という位置づけ。色合いが壁紙に合わせて決まるため、画面デザインに統一感が生まれる。

Material Youの機能を使うと、アイコンや文字色などを壁紙に合わせて選択できる(筆者撮影)

同じ設定メニューで、「ダークモード」を有効にすることもできる。ダークモードは、その名の通り、黒を基調にしたデザイン。通常時は白地に黒いフォントが表示されるが、ダークモードではそれが反転し、黒地で文字は白などの明るい色になる。有機ELディスプレーを搭載している端末の場合、黒地の部分は発光していないため、暗い場所で使う際にまぶしくならないのがダークモードのメリットだ。ディスプレーの発光する個所を減らせるため、バッテリーの持ちがややよくなるケースもある。

Pixelには非対応だが、それ以外のメーカー、特に海外メーカーの端末には「テーマ」と呼ばれる機能でホーム画面の雰囲気をガラッと変える機能が搭載されていることも。例えば、先に挙げたGalaxy Z Fold3 5Gは、サムスン電子が運営するストアから有料、無料のテーマをダウンロードでき、それによって壁紙や文字のアイコン、さらには標準アプリの一部のデザインやキーボードの形状などまで、一括で設定することができる。XiaomiやOPPOといった中国メーカーの端末も、同様の機能に対応している。

色数を抑えてクールな雰囲気にしたり、金色や装飾を施したアイコンでゴージャスなデザインにしたり、手書きのような柔らかさを出したりと、端末の設定を変更する以上の個性を出せる。対応する端末を利用している人は、どのようなものがダウンロードできるかをチェックしてみるといいだろう。

簡単な設定変更で大幅なカスタマイズが可能

Androidは、ホーム画面もアプリの1つとして機能している。そのため、Playストアからダウンロードして、簡単な設定変更をするだけで、大幅なカスタマイズが可能だ。ここまで紹介してきたようなデザインだけの変更ではなく、操作感に関わる部分まで変更できる。こうしたアプリのことを、「ホームアプリ」や「ランチャー」と呼ぶ。一部の端末には、ガラケー(フィーチャーフォン)からスマホに変えたばかりの利用者が使いやすいよう、アイコンを大きくしたホームアプリが内蔵されているが、それも、ホームアプリの仕組みを使ったものだ。

次ページiOSそっくりにカスタマイズすることも
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT