Androidスマホで「自分だけのホーム画面」を作る iPhoneと比べて「深いカスタマイズ」ができる 

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著作権や商標権の問題がありそうなのでお勧めはできないが、Playストアに公開されているホームアプリの中には、iOSそっくりにカスタマイズするようなものも存在する。アイコンなどもうりふたつになるうえに、iOS風のウィジェットが用意されていたり、アプリのアイコンが左上から自動整列になったりと、使用感まで似ている。Androidらしさがなくなってしまい、実用性には疑問符もつくが、それだけ大胆にユーザーインターフェイスを変えられるということだ。

また、ホームアプリの中には、標準のアプリより、カスタマイズの項目が多彩なものもある。古くからのユーザーに定評があるのは、「Nova Launcher」というアプリ。このアプリは、アイコンの大きさを1%刻みで変更できたり、アプリが立ち上がる際のアニメーションの仕方を細かく設定できたり、ゼスチャーで特定の機能やアプリを呼び出せるようにできたりと、とにかく設定項目が多い。他人とのかぶりが嫌という人には、お勧めできるアプリと言える。

マイクロソフトもホームアプリを公開

実はあのマイクロソフトも、Android向けにホームアプリを公開しており、Playストアからダウンロードできる。こちらのホームアプリも、カスタマイズできる項目が多い。

Nova Launcherの設定画面。標準のホームアプリより、アイコンの設定の自由度が高い(筆者撮影)

例えば、画面下のアプリを格納するドックを2行なり3行なりにして、すぐにアプリを呼び出せるようにできたり、ゼスチャー操作に対応していたりと、標準のホームアプリにはない機能が多い。マイクロソフトのアカウントと連携している点も、Windowsユーザーには使い勝手がいい。

ほかにも、ホーム画面を横ではなく縦にスクロールさせるホームアプリや、機能を絞り込むシニア向けのホームアプリなど、Playストアにはさまざまなホームアプリが用意されている。こうしたアプリをダウンロードして、設定を済ませたら、デフォルトのホームアプリを変更する必要がある。Pixel 5aの場合は、「設定」の「アプリ」で「デフォルトアプリ」を開き、「ホームアプリ」で設定したいホームアプリを選択する。自分ならではのカスタマイズをしたい人は、この方法を試してみてもいいだろう。

石野 純也 ケータイジャーナリスト

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いしの じゅんや / Junya Ishino

大学卒業後、出版社の宝島社に入社。IT関連の雑誌、書籍を編集する部署で、数々のケータイ関連誌を立ち上げる。独立後は、ジャーナリスト/ライターとして、モバイルに関連した幅広い企業を取材。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。主な著書は『ケータイチルドレン』(ソフトバンク)、『モバゲータウンがすごい理由』(マイナビ)。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手掛けている。

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